野生の肉を食べた。カモのムネ肉だ。鳥とは思えないその肉は獣のような感触と色。深みのある味わいがクセになるよ。ジビエにハマってる今日このごろ。
[ad#co-1]カモ肉は牛肉に似ている?
猟師である友人から青首鴨のムネ肉をもらった。
身近にジビエが好きな人がいないとのことで、仕留めたものは私に回ってくることが多い。
実にありがたいことだ。
私はもともと山菜取りが大好きなのだが、山菜は採るほうが楽しい。
だがジビエに関しては食べるのがささやかな楽しみとなっている。
ジビエ(gibier)とはフランス語で『狩猟で得た野生鳥獣の食肉』を意味する。
ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化。
私が初めてジビエの旨さを知ったのは10年ほど前のこと。
長野県東信地方にある自然豊かな森林の、とある幼稚園のイベントで鹿の肉を食べる機会があったのだ。
園児の保護者が近くの山で鹿を仕留めてその場で解体、鉄板で焼いて希望者にふるまった。
初めて見るその鹿の肉は10cmくらいの塊で赤黒い色をしていた。
ミディアムレアに焼きあがった鹿ステーキを私は恐る恐るいただいてみた。
ひと口食べただけで衝撃が走った。
旨い……
牛や豚とはまた違った旨さだった。
クセも臭みもまったくなく、なんともいえない深みのある味だ。
これがジビエとの最初の出逢い。
以来一度も食べる機会はなかった。
10年の間に特にジビエを探し求めたこともなかった。
野生の肉なんてそうそう手に入らないと思ってたから。
それが最近ひょんなことから親しくなった妙齢の男性が猟師だったわけだ。
ときおりキツネやキジの収穫の話を聞かされてるうちに私の中で再びジビエ熱が湧き上がるのを感じた。
「青首鴨獲ったけど食う?」
「アオクビガモ? ……食べたい」
10秒で交渉成立。
彼が羽を剥いてムネ肉に捌いてくれると言う。
青首鴨とは文字通り首が緑色をした川辺などにいる鴨のこと。
う~~ん なんとも可愛らしい色のついたアヒルだ。
こんな可愛い子を食べれるのは自分で解体していないからか。
皮のついたムネ肉をそのまま塩コショウで焼いてみた。
10分もすると赤黒い塊が3倍くらいに膨れ上がり、肉汁が出て来た。
フライパンの中で細かく切った。そうしないと中まで火が通りそうにない。
あとでわかったことだがこれが失敗のもとだった。
カモ肉は焼きすぎると固くなる。
できあがりはこうだ。
あきらかに焼きすぎ。これじゃあ食欲をそそらないではないかー😿
でもこれが噛みしめるほどに旨いんだ。
コクのある味と弾力。クセはまったくない。
鳥というより獣の味だ。
さすがカモの中でも最高においしいと言われてる青首鴨だけある。
ワインに合いそう♪
野生の肉を食べる醍醐味
添加物が一切入らない、山野を駆け巡り天空を舞った野生の肉。
これほど贅沢なものはない。まさに神からのギフト。
ひと口食べるだけでエネルギーをもらえる。
美容と滋養強壮にも良い。
こんな素晴らしいジビエの旨さと価値が知られてないのはもったいなすぎる。
オシャレで美味しいレストランが出ればきっと流行ると思う。
ジビエこそ地方活性化の火付け役になるに違いない。
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ご無沙汰してます!
私にも知り合いで狩猟をやっている方がいますが
ジビエを頂くまでは・・・
しかも鴨肉だって(@_@)。
ジビエとはいえない鯨や羊もですが
野生肉は体を暖めてくれるはずです^^!
おーとも様
こんにちは。本当にご無沙汰しております。コメントありがとうございます。
そうでしたかーおーともさんにもハンター仲間がおられるんですね。
でもジビエ肉は食べたことない?? 意外です。グルメっぽいのに。
特に鹿は美味しいですよー。
カラダを温めてくれるとは知りませんでしたが、野生=たくましい=みなぎる血潮
だと思うので温かくなるのかなーと想像はつきそうですよね。