娘がバイクに乗りたいと言い出したときの親の気持ちあれこれ

18歳の娘がバイクに乗りたいと言い出した。ガーーン!  ついに来たか……  結果的に乗らせることになったのだが、今に至るまでの親としての複雑な想いを綴ってみようと思う。

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娘がバイクに乗りたいと言い出したとき

 

もしあなたの子どもがバイクに乗りたいと言い出したとき、二つ返事でOKするだろうか。

まして女の子なら、未成年であるならばそう簡単に許さないのではないか?

 

子どもというのはつくづく思うようにいかないものだ。

どうしてこうも次から次へと危なっかしいほうに向かうのだろう。

 

バイク=事故=大けがor死亡

 

これがバイクに対する一般的なイメージだろう。

私自身はバイクとは全く無縁で生きてきた人間だ。

 

2019年春、うちのひとり娘が高校3年のとき「バイクに乗りたい」と言い出した。

 

「えええええ!?   バ、バイク!?  なんでバイク!?」

 

彼女は学業の傍らバイトをして定期代やコンタクトレンズ代などを自分で払っている。

バイトは2つもかけもちしてるからスーパーのパート代並みに稼ぐこともある。

とはいえシフトによって給料が増減し、ローカル線の高額な定期代はキツくなることも多い。

「定期代高い……」と時々こぼす娘。

そんなころにバイクの話が出たのだ。

 

そう、娘はバイクで通えば定期代を浮かせられると考えたわけだ。単にスピードやカッコよさを求めたのではないらしい。

それならバイクじゃなくて車でもいいのでは?と私は言った。

娘の返事はかたくなにNO。

 

他にも事情がある。

娘は高校を卒業したら自衛隊に入る強い希望があるのだ。

聞けば入隊して2~3年経ったら無料で普通運転免許をとらせてくれる(?)とのこと。

ならば先にバイクの免許を取っておけば、もし万が一入隊できなかったとしても車の免許を取るときに学科の分だけは免除になると考えたらしい。

我が家の家計を憂慮した上でのバイク通勤&通学。

親として情けないやら嬉しいやら……😿

でもあんな危ないものを簡単に許すわけにはいかない。

 

「定期代なんかママが払うよ。車はママのを使えばいいし運転免許のお金も払ってあげるよ、当然」と私は言った。

でも何を言っても娘のバイクに乗りたい気持ちは変わらない。

そこまでいくと理由は金銭的なことだけじゃないな。

心底乗りたいんだと思った。

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ついにバイクの免許を取った

 

渋々ながら教習所に通わせることになった。

免許は取ってもいいけどバイクには乗らないでほしいと心のどこかでいつも思いながら。

 

最初に教習所に約19万円支払った。

思ったより高い。

最初の申し込みのときだけ私も一緒に行き、あとは娘が一人でやった。

カリキュラムは順調に進み、模試⇒実地試験が受かってしまった。

あとは学科だけ。

実地……現場を一度も見たわけではないが400kgものバイクをヒョロっとした娘が乗りこなすのをなかなか想像できない。

「今日は倒れなかった? 坂道とかちゃんと運転できたの?」など時々尋ねてみた。

恐くて難しくてギブアップすることを微かに期待してた私。

でも予想に反し娘は「最初だけ1回転んだけどあとは何も問題ない。楽しい☆」とのたまった💀

アチャーーー!  オヤノココロコシラズ!!

 

そうこうしてるうちに季節は秋を過ぎた。

バイクの場合、冬季は4か月ほど実地が休校になる。

長い間乗らないままついに免許を取得してしまった。

 

肝心のバイクは先輩の友人から譲ってもらった。

ホンダの250ccのビッグスクーターだ。

なんというデカさ!

なんてイカツイ!

初めて見に行ったとき卒倒しそうになった。

原付の2倍はあるように見える。

 

“こんなバケモノみたいなものにホントに乗れるのか!?”

 

その後名義変更→任意保険加入までかなり時間がかかった。

保険は18歳という年齢のため年間約13万もかかる。

プラス自賠責。それにヘルメット、グローブ。

『定期代節約どころか逆にお金かかってるぜー。そこへガソリンもかかるんだぜー』

娘はそこまで考えてなかったようだから全て話した。

現実の厳しさをわかってほしい。

 

そして最大の山場であるバイクの引き取りの日を迎えた。

当初最寄りのバイク屋さんか運送会社に依頼する予定だった。

バイク所有者の家からのルートは急な坂道、往来の激しい国道、複雑な信号の交差点などが避けられない最難関の道のりだからだ。

 

運送会社に℡するも費用が高く断念。バイク屋は日程的に無理とのこと。

なんてこった……💀

こういうときはつくづく男手がほしいと一瞬だけ思う。

 

結局どうしようもなくなり最終的に娘が自分で運転して帰るしかなかった。

免許を取ってから数か月のブランクあり。

しかも引き取り先で30分しか練習する時間がない。

私は生きた心地がしなかった。

ただ娘に賭けるしかなかった。

 

もちろん私が車で最初から最後まで先導した。

バックミラーで何十回も見ながら。

フラフラしてないか……スピード出しすぎてはいないか……急発進してないか……曲がるときちゃんと安全確認してるか……後続車に迷惑かけてないか……停止線でちゃんと止まってるか……下り坂でバランス崩さないか……

娘のことを気にしすぎて私のほうが危なかった💀

ところが意外にも娘の運転はほとんど問題がなくて驚いた。

 

無事に目的地に着いた。

娘はぜんぜん怖くなくて危ない思いもしなかったという。

「2か月も実地訓練したもん」と言ってのけた。

 

子どもをバイクに乗らせて感じた親の役目

 

伊達(ダテ)に免許を取ったわけじゃないんだ。そりゃそうだよな。

わずか20分の通過儀礼を終えた後のハンパない安堵感。

とはいえやはり心配なので1週間ほど娘のバイト先や学校までの道のりをすべて先導または後縦した。

 

約1か月経った。

細かい部分で気づいたことや注意すべきことを毎日アドバイスしている。

 

コロナの関係でバイトも学校も休みになり、彼女は家にいることが多くなった。

だからといってバイクをやたら乗り回すこともない。イジってる風もない。

あれれ??  意外と平穏(*´ω`)

 

今のところなにごともないが明日はどうなるかわからない。

自分は気をつけてても事故に巻きこまれるかもしれない。

ひとたび事故を起こせば甚大な損傷を受ける可能性が高い。

 

親しい友人も「あたしは息子たちにも絶対許さなかった」と言っている。

 

男の子にさえ絶対許さなかった友人。

かたや娘に250ccのバイクを許した私。

甘いか??

 

特に高校生になってからだろうか、私は娘のことを信じるようになった。

頭ごなしに否定するのでなく娘の意志をできるだけ尊重するようになった。

バイクはたしかに危ない。

危ないけれど車だって危ないといえば危ない。

ナイフも同じ。

使う人、使いかたによっては凶器になる。

その物自体が危ないというより要は使いかただと思う。

凶器にならないように細心の注意をし、周りの人がサポートする。

そうやって経験値が増えるごとに責任感や加減が解るようになるのではないかな。

先回りして危険から遠ざけて安パイな道を歩かせることだけが親の務めではないのでは?

 

子どもを信じてあげる。

 

子どもを信じてあげるようになってから、彼女は自立心旺盛で責任感が強くなった。

以前は「キモイ、デブ」とか言って毛嫌いしてた私に対して見違えるほど優しくなった。

母の日や誕生日に毎回いくつものプレゼント、メッセージをくれるようになった。

 

子どもを信じる。

 

これが親として一番の仕事ではないだろうか と50すぎて辿り着いた境地なのである。

 

バイク事故から身を守る『エアーバッグジャケット』を買ってあげようかな。

 

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ミオレナ

こんにちはミオレナです。 長野県在住の50代。本業は金融機関の営業です。 マニッシュな娘とふたり暮らし。 人の本質って年齢、性別、家柄、国籍、学歴、仕事、収入……とは関係ないところにあると思いませんか。 他人と比べてるうちはホントの意味で幸せになれない。 人に寄りかかってるうちは充実感は得られない。 なんというか全ては頭の中のこと。そして言動。 どうせ1回きりの人生なのだから自分の気持ちに忠実にいたいものです。 ワクワクや笑いも大いに大切にしながら…… こんなちょっと変わった奴が思いのまま綴ったブログです。 好きなこと: 手作り&リメイク、インテリア、山菜採り、海釣り、インターネット、洋楽、車、地味で個性的なファッション etc 好きなアーチスト: Styx、TOTO、ホイットニーヒューストン、マライアキャリー、 Glennis Grace、ビヨンセ、飛鳥涼