ホスト界の帝王『ローランド』をご存知だろうか。20代で年収3億円を稼ぎ出すトッププレイヤー。彼が凄いのは売り上げやルックスだけではない。いったいなにがローランドたらしめるのか考察してみた。

(ROLAND公式サイトより)
ローランドが気になってしかたない
テレビも新聞も雑誌もほとんど見ない私がなんと伝説のホスト・ローランドさんに夢中です。
といってもホストクラブに通い詰めてるわけではありません。
ホストクラブに行きたいと思ったこともないし普段お酒も飲みません。
もともとホストクラブに抱いてるイメージはロクなものではありませんでした。
チャラい
酒と金が飛びかう派手で妖しげな世界
頭の弱そうな人たちが夜な夜なウェイウェイしてる
およそ自分には縁のない世界、ホストクラブ。
そんな私がなぜローランドさんを知ったかというと
数年前から愛読してる島倉大輔氏のメルマガからです。
島倉大輔氏は経営コンサルタントであり、経験に裏打ちされた鋭い視点でビジネスに関する発信をされています。
その島倉氏の3月初旬のメルマガの中に異彩を放つタイトルがあったのです。
『新宿歌舞伎町ホスト界の帝王ROLAND(ローランド)に学ぶビジネスの要諦』
え? ホスト??
いつもなら即開封する島倉氏のメルマガなのですが、それに限っては2週間スルーしてました。
興味をそそる言葉が何もなかったから。
でも開封しないで削除するわけにはいかないのでなにげに読んでみました。
ローランドの凄さは売上げとルックスだけではない
島倉氏はローランドさんの自信あふれた名言に注目し、いくつか挙げてます。
「ホストには2種類しかいない。(中略) 俺か。俺じゃないか。」
「俺が喋れるのは2か国語。日本語と、スター語」
「俺が本気でホストをしたらフランスのブドウ畑が絶滅するので、政府から出勤を制限されている」
言葉にすると笑ってしまうほど強気な発言ばかり。
このためネットではよく炎上しているようです。
某テレビ番組でも「こんな発言をしていてお客様の反応は?」と聞かれたときにローランドさんは笑いながらこう答えました。
「半分引いてるよね。
でも、ナンバーワンに登り詰めるためには全員から愛される必要はない。
半分に愛されればそれでいい。」
「これこそが大事なことなのです、ホストに限らずビジネスでもまったく同じことが言えます」と島倉氏は述べていました。
どういうことかというと、
周りの目を気にして当たり障りのないことを言っても誰にも刺さらない。
誰にも関心もたれないとビジネスとして意味がない。
自分に興味をもってもらうには全員に好かれようとしないこと。
島倉氏によるこのレビューがなかったら、おそらく私がローランドさんに興味を持つことはなかったことでしょう。
調べれば調べるほどローランドさんの世界観に惹かれていきました。
この記事を書くためだけでなく、気がつくと何週間もローランドさんの出演する動画を子守歌代わりに聴いている……
見事にハマってしまった……
多くのかたが触れてるローランドさんの凄いところを挙げてみると
1. 月間の最高売り上げが4200万円! 年間売り上げ1億7000万以上!
2. 売り掛け(立て替え)は一切しないですべて現金払い。
3. お酒を一滴も飲まずに接客する。
4. 大学を初日で辞めてしまった。
5. 4000万円の愛車ロールスロイスで出勤している。
6. 整形手術に1000万円かけたことをバリバリ公表している。
7. 毎朝必ず1時間ジムでトレーニングしている。
ん?? なんということでしょう??
箇条書きで文字化してもほとんどローランドさんの凄さが伝わらないじゃないですかー。
仮にその辺の若いイケメン君が大学中退でホストになって、ロールスロイスで出勤して、ノンアルコールで接客して、トップの売り上げで、毎日ジムで鍛えたとしてもローランドさんになれるとは思えません。
女性だけでなく多くの男性も夢中にさせるローランドさん。
ホストに対するイメージを完全に覆したローランドさん。
いろんな業界の多くの人に影響を与えるローランドさん。
人としてもビジネス的にも学ぶべき点がたくさんあると思います。
ローランドの何が他者を凌駕するのだろうか
では上記7つの項目だけでなくローランドさんが他者を圧倒的に凌駕するものとはいったい何なのでしょうか。
以下の動画ではローランドさんの代表的な名言「俺か、俺以外か」について語られてます。
この唯一無二感を伝える究極とも言える名言は、ローランドさんがナンバーワンホストになってから考えついたわけではなく、なんと幼少期のころから使っていたそうです!
「どうしてそんなに自信があるんですか」の問いには「『俺だから』としか説明できない」と答えるローランドさん。
同じく幼少期から「俺ならできる」と思う節があったそうで、「気づいたらもうローランドだった」と言いますから驚きですね。
そして「人生やるか、やらないか」ではなく「人生やるか、やるか」と、やらない選択肢はないと言い切ります。
さらに「情熱を感じることしかやらない」とも。
「どんなに儲かる仕事だとしても情熱を感じられなければ断るようにしている」
このような考え方が核になってると自身で言っています。
私の回りには打算的になりすぎて目先の利益にフラフラし続けて信頼もチャンスも逃してる人が何人かいます。
ですのでローランドさんのように妥協せずに信念を貫く姿勢はビジネスにおいても重要だと思わずにいられません。
ひとつのことを極める。
これもローランドさんの代名詞ともいえる『自信』と並んで際立ってます。
業績で日本一を目指して実現しただけでなく、身に着けるものや一挙一動に至るまで徹底したこだわりです。
<完璧な接客>
⇒お酒を飲まないで接客する理由は、乱れたらお客様に失礼だから
<完璧なインテリア>
⇒お店の内装は色や質に徹底してこだわり値段は重視しない
<完璧なファッション>
⇒上質なものを長く使い続ける
<完璧なヘアスタイル>
⇒近所にコーヒー1本買いに行くときもヘアメイクさんにセットしてもらう
こんなに華やかな世界にいるのに、今まで人にどう思われるかを気にしたことがないと言うからうらやましい限りですね。
しかもこんなに成功してるのに謙虚であり、人一倍努力家でストイック。
頭の回転が速くて面白くてメチャクチャ優しい。
そして声がいい。
イイ意味で期待を裏切ってくれますね。
彼に限らずやはり魅力的な人というのは芯が通ってて前向きでストイックなのですね。
ローランドさんが女性だけでなく男性や子供にも人気があるのもうなづけます。
ここで一歩踏み込んで、ローランドさんがどうしてここまでに至ったのか。
多くの動画を視て、ときどき出てくる彼の発言から思いました。それは
『人生の終わりを意識してること』
「一度きりしかない人生で、自分が思ったことを思ったように言えずに死ぬのは嫌なんですよ」
「2, 3回(人生が)あるならちょっとくらい気を遣って生きようかな、とか思うンですけど(笑) でも人生は一度しかないじゃないですか」
100パーセントの確率で100パーセントの人に訪れる『死』というもの。
私たちは頭ではいつか必ず死ぬとわかっているのに普段は特に考えてないと思うんです。若い人ならなおさら。
考えないから ”いつか いつか”となんとな~くダラダラしてしまう。
ところが自分の人生の最期を意識すると途端にシャキッと目が覚めると思いませんか。
生き急ぐっていうわけではないですが「どういうふうに死にたいか」を見据えると自然と一分一秒を無駄にできないな、と思うようになってくるのです。
時間を大切にしなきゃ は、無駄なことはしたくないなという思いになります。
それは自分を大事にしようという気持ちになり、自分の回りの人も大切にしよう につながると思うんです。
「自分だけが幸せになっても意味がなく、自分と関わる人も幸せになってほしい」(ローランドさんの発言より)
多くの人がそう思えば世の中から醜い争いはなくなるのに。
「俺は世界を変えたい」
ローランドさんはホストや実業家に留まらずうちの会社の社長、いや世界のリーダーになってほしいな~。
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