仕事で訪問してるのに、社長さんからビジネスの話よりまっさき聞かれるのが「あんたいったいいくつなの??」 私のテンションは一気に下がってしまいます。
” 年齢聞いてどうすんの? ” と内心思ってもなかなか口に出して言えず……。
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年齢というレールに乗っかっている
身近な年配女性がこんなこと言ってました。
「〇〇さんはね、70すぎてるのに派手な服着て、真っ赤な口紅してたのよ。まったく年甲斐もないわね…」
恥ずかしながらうちの母も「近所の〇〇さんねえ、80にもなるのに最近若い男性に運転してもらって出かけることが多いみたい。 みんな陰口叩いてるよ。みっともないって」と言ってました。
特に女性の間で、こんな会話はぜんぜん珍しくないことでしょう。
このような話を聞くたびに私は、陰口叩いてる人に同調するのでなく、逆に標的になってる人に俄然興味を持ってしまいます。
” 70歳すぎて真っ赤な口紅でもいいじゃない?? なんてオシャレなんでしょ! “、
“ 80歳でうんと年下の男性に好かれる彼女って、どんだけ魅力的なんだろ??” と。
そもそも この国では、年齢によって分けることがとても多いと思いませんか?
:-? 初対面なのに「何歳? ダンナさんはいるの? どこ出身?」と身辺調査の洗礼を受ける。
これ、私の住んでる地域の独特な風潮なのかもしれません。
今でこそ慣れましたが、正直あまり好きではありません。
自分という人間の中身を無視され、衣だけで判断される気分になるからです。
:-? 洋品店のシニアコーナーに並んでる商品は、暗い色ばかりですよね。
これこそ日本の年齢カテゴリー分けを象徴してませんか。
まるで、高齢になったら明るい色の服を着てはいけないかのような地味さ。
シニアになったら赤やピンクの洋服を着てはいけないって誰が決めたんでしょ??
要は似合えばいいんです。 いくつになってもオシャレを楽しみたいですね。
:-? 55歳になったら途端に給料が半分になってしまう企業が多いです。
55歳になったからといって急激に体力・知力が落ちてしまうのでしょうか?
むしろ若い年代に比べて、培ってきた経験を活かせて、人材育成・応用という意味では有用なのではないでしょうか。
55歳という年齢と、個人の能力はなんら関係ないと思います。
ある年齢になったら給与を半分に下げてしまうことによって、どんな効果があるのでしょう?
従業員のモチベーション低下が、かえって生産性を損ねているんじゃないかな。
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アメリカ人は年齢を聞かない
といっても数多くのアメリカ人とつきあったわけではないので、一握りのアメリカ人の言動を、普遍化するつもりはありません。
少なくとも今まで関わったアメリカ人は、年齢どころか、出身地も、家族構成も、出身校も尋ねません。
目の前にいる人間のバックグラウンドにはほとんど関心がないのです。
ある程度長いことつきあっても、お互いの年齢を知らなかった、なんてことは当たり前。
『大切なのは年齢でなく、その人そのもの』ということなのでしょう。
このことは、私にはとても新鮮で心地よいものでした。
日本人は年齢を気にしすぎのあとがき
多くの日本人は、年齢を聞くことによって分類し、自分との距離感を測ろうとしているのかもしれません。 年齢が近ければ『あ~ 近いんだねー安心』みたいに。
年齢を気にしてばかりの人にとっては、会話のきっかけづくりになるとは思います。
ですが、年齢にこだわりすぎることによって、その人の可能性を狭めてしまうのではという危惧もあります。
あたりまえのことですが、人はみーーんな違います。簡単に分類されるものでもありません。
年齢はただの数字
『人からどう思われるか』『どう言われるか』を気にしないで、もっともっと自分が好きなものを身にまとい、好きなことをやってもいいと思います。
そうでないと人生もったいないことをしてしまいますよ。
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記事にすごく同感しました。私も日々の生活で、日本人から、すぐに何歳、今年何歳、結婚は?子供はいるの?恋人はいるの?と聞かれ不快な思いをすることが多々ありました。たしかにアメリカ人、カナダ人は、ほぼ年齢を聞きません。
まぜ、仲良くなるのに、年齢を知る必要があるのか、恋人はいるか、結婚しているかなどの情報が必要なのか、不思議で仕方ありません。多分そういう人たちは、人と自分を比べて、安心したいのでしょう。到底理解出来ないですが。
自分と同じなら安心する。違っているなら、ほかの同じ人とつるんで、違う人の悪口を言って安心したいのでしょう。
FUMIKO UMEMOTO 様
はじめまして 嬉しいコメントありがとうございました☆
私のほうがFUMIKO様のコメントに激しくうなづきましたよ
もちろん全ての日本人がそうである訳ではないですが、往々にして人物を
表面的事象で判断することが多いですね。
異質なものを排除しようとするし、つねに他人と比較しているようです。
そういう考え方の人の数と、世の中の生きにくさが比例しているとは思いませんか?
時代や環境がどうであれ、私たちはできるだけ本質を見ていきたいですね。